だんだんと暖かくなってくると気になってくるのが花粉症ではないでしょうか?
以前、「寒くなると風邪をひく本当の理由」で自律神経と免疫の話を書きましたが、暖かくなってくると血管が拡張し副交感神経が優位となりリンパ球が過剰な状態となることで本来無害な花粉にまで攻撃を始める事でアレルギー症状を引き起こしている事が花粉症の諸症状と捉えて差し支えないと思います。
私たちの体は概日リズム(サーカディアンリズム)といい、朝目覚めるときは交感神経が優位となることで活動できる状態となります。
しかし、花粉症の症状がある方は起床時に副交感神経が優位となっている事で「モーニングアタック」という状態に陥っている方が多いと思われます。
さらに食事をすると副交感神経が優位となり「消化吸収」を促進します。
※寒くなると風邪をひく本当の理由の図をご参照ください。
つまり、春先は起床時に本来であれば交感神経が優位となるべき時間に副交感神経が優位となっている状態で、朝食を摂るとより副交感神経に振り切ってしまい花粉症の症状がひどくなってしまっているケースはかなりあると思います。
※以前の私は正にこの状態でした。。。
だからと言って朝食を抜くことはオススメしません。これはまた別の機会に説明したいと思います。
ここまでの話をまとめると。。。
起床時に副交感神経が優位な状態
→朝食を摂る事で更に副交感神経が優位になる
→アレルギーの症状が悪化する
可能性が考えられます。
ということは起床後に交感神経を優位にすることができると午前中の症状は治まる可能性があります。
長々と前置きが長くなりましたが、私が花粉症の時期に毎年実践してきたこと
それは
起床後に
「水シャワーを頭から浴びること」
です。
水シャワーを浴びるメリットは2つ
①交感神経を刺激することができる
②一時的に熱を取り除くことができる
※アレルギーの症状は基本炎症症状ですので、水シャワーを浴びることで目や鼻の周りを冷却するとスッキリします。
私が水シャワーを始めた頃はシャワーを浴びた瞬間、目のかゆみが治まり、鼻が通るようになりますが、当時は移動時にマスクとメガネがまだまだ必要でした。
ですが、 年々マスクとメガネの着用時間が減り、最近ではマスクとメガネを着用しなくても平気なくらい花粉症が楽になっています。
※あくまで自律神経に焦点を当てて実行してみた個人的な感想です。。。
「起床後の水シャワーを始めてから花粉症楽になりましたよー」なんて話をすることがありますが、そんな話をすると決まって返ってくる答えは。。。
無理!絶対!!
です。(笑)
個人的にはオススメの水シャワーですが、心臓血管系にリスクを抱えている場合は水シャワーを浴びる前に主治医にご相談ください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!