A.あたり前の事を
B.バカにせず
C.ちゃんとやる
「当たり前の事を当たり前に行えば当たり前の結果が出る」
だから
「ABCが合言葉!」
こんな話をした10年前のセミナーが昨日のことのように思い出されます。
トレーニングで結果が出ないということはアタリマエから外れてしまっている可能性があります。
何が外れてしまっているかを探るために、どんな状態が「アタリマエ」なのかを掘り下げたいと思います。
物事には「原理」と「原則」があります。
原理とは物事の根本。絶対的なモノです。
原則とは原理に則ったルール(規則)です。
原理と原則をスポーツに例えると
基本的に(キーパー以外は)サッカーは手を使わずに相手のゴールにボールを運び、そのゴール数で勝敗を競うスポーツです。つまりこれが原理です。
なので、手を使うとハンドというルールがあります。これが原則です。
もし、手を使ってボールを運んでも良いということになるとそれはサッカーではなくラグビーという別のスポーツになります。つまり、根本が変わってしまう。ということですね。
ここから言えることは原理の上に原則が成り立つということです。
さて、ここからはトレーニングの3原理5原則について話を進めていきます。
私たちの体は”日常生活以上”の負荷をかけたときに“体力”が向上する。
これを「過負荷の原理」と言います。
日常生活以上の負荷をかけて体力が向上したならば、体力の向上に合わせて、負荷、回数、頻度、難易度を向上させる必要があります。
これを「漸進性(ぜんしんせい)の原則」と言います。
いつも同じ負荷、回数、セット数でトレーニングを行うと、いつか頭打ちになります。
そうならないために少しずつ運動強度や難易度を上げていく事でトレーニングの効果を長く引き出す事ができるようになります。
言い換えると目的を達成するために
「最適な運動強度を設定できていますか?」
ということが大切になります。
私たちが毎回ちょっとずつ重さや姿勢を変化させたり、負荷をかける位置を変えたりする裏にはこんな理由があるからです。
今回の「アタリマエ」はここまで!
最後までお読みいただきましてありがとうございました!!